オンライン講座フラワーエッセンス心理占星術「母なるものとアーキタイプ」の準備をしながら、
第一回目は自分がどのように母なるものを受け取ってきたか、そしてどのような関係にあるのか
がテーマであったけれど、
第二回目で自分が母である与え手の場合のフラワーエッセンスを紹介しました。
それは自分が実際に子供がいる母親ではなくても、
誰かのためにケアをし、成長を見守り、癒しにも関わるような立場であれば
社会の中での母としての機能を補うんだろうなということです。
それはずっと学んできたスクールの師である王由衣さんが
子供がいない女性に向けての記事で、
子供がいない女性は新しい時代を生み出すためにエネルギーを使うことができる
というような内容で、そう、例えばフラワーエッセンスプラクティショナーもそうだろうし、
心理療法家や他者のこころの傷を扱うような療法家やヒーリングのプラクティショナー、
今だったら占星術のようなものもある意味、そこに癒しを求める人もいます。
もっと社会一般では医療関係、福祉介護関係、教育関係の仕事につく人も
誰かのために手助けし、かなり感情労働が入ります。
そうした仕事をする人がみな母であるならば、
母はいつも頼られて、一生懸命働いて、心身ともにくたくたで、
場合によってはかなりすり減らし、枯渇しているかもしれません。
さらにそのような職業でありながら、実際に母親であるかもしれません。
与え手がもしも自然界ならば大地ということになるけれど、
大地からたくさんの植物が使われて、むしり取られ、
大地の栄養がなくなり、砂漠のようになると
木は枯れて、実るはずの子供たちもいっしょに枯れていきます。
FESのパトリシア・カミンスキさんが書かれている「ヒーラーを癒す~フラワーエッセンス・プラクティショナーの自己ケアと深い内的成長のためのエッセンス」(Afeejのニュースレターから)
を読み、与え手自身のケアは重要なものだと改めて考えます。
もし与え手が自身のケアをしていないのなら、人を支えるためのエネルギーがなく、
逆に相手からエネルギーをうばってしまったり、相手を支えられなくなります。
自分が満たされていないと、その感情のニーズを無意識に相手に求めたり、
投影もしてしまいます。
与えることができるのは自分の器にたくさんの水が入ってあふれ出て、
その水で潤すことができたら一番よいはず。
母親が実際に疲れ果てていたり、心身のバランスを崩していると
子供に対して毒親になってしまうこともあるし、エネルギー的に
子供も不安定になることもあります。
だから子供が小さいときほど、母親にもケアは必要だし、
母親が安定することで子供も安定していくこともあります。
それと同じようにケアの与え手は自身のケアをよけいにしたがらない傾向にはあるけれど
それは自分のためでもありますが、より多くの人のケアを十分にするためなのです。
だからこそ、自身を十分にケアすることが大事なのです。
自分にも必要なものを与え、楽しみ、エネルギーを充実させること。
誰かのためだけに存在するのではなく、自分自身を生きること。
もしもフラワーエッセンスを使いたいなら、子供よりも母であるあなたが先に使うこと。
自然の母に癒され、自分を取り戻すこと。
それは与え手である自分の仕事の一部でもあると最近つくづく思います。